先月22日から24日の3日間に渡って行われた第65回駒場祭。盛況のうちに幕を閉じたその駒場祭では、アイドル戦国時代で隠然たる存在感を発揮するアイドルが、各々の方法でグランドフェスティバルステージを沸かせました。
今回は、「日本一偏差値の高いオタクに囲まれて少し緊張しております」などの発言で会場をユーモアたっぷりに盛り上げた「ゆっふぃー」こと、寺嶋由芙さんに、学生時代の思い出などについて話を聞きました。
――今年の4月に早稲田大学文学部を卒業しました。東大と早大の違いは感じましたか?
駒場祭をすべて見たわけではないのですが、「お上品」なイメージを受けました(笑)。横浜国立大学の学園祭でも同じようなことを感じたので、国立と私立の違いかもしれませんね。早稲田は本当にワイワイやっているので。
実は、高校生の時に五月祭には行ったことがあって、まさか東大にアイドルとして来ることになるとは思いませんでしたね(笑)。
――学生時代の思い出や、そろそろ冬本番ということで、受験生時代のエピソードを教えてください
千葉県出身なので、大学は東大、あと早慶と千葉大くらいしか知らなくて(笑)。結局指定校推薦だったのですが、夏は予備校で終日缶詰めになっていたことを覚えています。
毎日目標を立ててそれを達成できたらご褒美のチョコを食べる、みたいなことが意外と性に合っていて以外と楽しかった記憶があります。
学校の先生になりたくて、教育学部に行こうかとも考えたのですが、まずは自分の知識を深めたいと思ったので、文学部に進学しました。文学部では、広告文について考察する授業が記憶に残っていて、今でもツイッターやライブのMCなどでどのようなことを言えばみなさんの心をつかむことができるかということを考える上で役立っていますね。
ゆるキャラ好きとして知られ、駒場祭では駒場の公式マスコット「こまっけろ」とも共演
――卒論はゆるキャラについて書いたというほどゆるキャラ好きな寺嶋さんですが、ゆるキャラ好きになった経緯や、駒場祭の公式マスコット「こまっけろ」についての感想を教えてください。
もともとサンリオのキャラクターが好きで、その延長上で好きになりました。千葉県のチーバくんが最初に好きになったゆるキャラで、今は高知県須崎市のしんじょう君がイチオシです。
こまっけろちゃんはかなりツボです!ツイッターのシュールなつぶやきもおもしろいですし(笑)。パペットもいただいて、ライブ終了後には記念写真を撮ることもできたので幸せです。
発売元 ユニバーサル ミュージック& EMI アーティスツ合同会社
販売元 ユニバーサルミュージック合同会社
――最後に、東大生へのメッセージと新曲『猫になりたい!』の紹介をお願いします。
駒場祭を一緒に盛り上げてくれてありがとうございました。「新規に優しい空間」作りを心掛けているので、ぜひ応援してください!
「まじめなアイドル、まじめにアイドル」がモットーなので、まじめな人が多い東大のみなさんとは仲良くなれそうです。今回披露した『ねらいうち』が東大卒のふぇのたす・山本奨さんの作曲だったりもするので、東大生とは、実は浅からぬ縁があるんです(笑)。
新曲『猫になりたい!』は、かわいらしい王道アイドル曲で、特に女の子に聞いてほしいですが、女子率25%以下の東大に通う男子のみなさんも、私でよければ、女性らしさをこの曲で感じ取ってくれたらうれしいです。
(取材・文 日隈脩一郎)
寺嶋由芙さん(アイドル)
91年生まれ。14年早稲田大学卒業。グループアイドル全盛の中、ソ ロアイドルとして目覚ましい活躍を見せる。3rdシングルの『猫になりたい!』が12月17日に発売。その他、詳しくはツイッターアカウント (@yufu_0708)や公式ウェブサイト)まで。