キャンパスライフ

2014年12月15日

東大生作、漫画「闇ミル闇子ちゃん」が単行本に

漫画「闇ミル闇子ちゃん」が10月8日、単行本として発行された。ツイッターなどで大反響の作品で、作者は東大まんがくらぶに所属するsatsumaimoさん。生協の書籍部にも置かれており、予定の300部が完売したため増刷したほどの売れ行きだ。

KP1

  「闇子ちゃん」は今年4月からの連載で、構想は春休みに考えたという。 「東大生の好きな『内輪ネタ』を、極限まで突き詰めたらどうなるかと思って」

東大生の痛々しさといえば「闇」だと考え、サークルのメンバーの話も参考にしながら毎週執筆を続けた。全12回の連載は「締め切りに追われる毎日でした」。話の構成に時間を取られ、丸一日を費やして何とか作画を終えることもしばしばだったという。 「闇子ちゃん」の成功で、サークル内では崇拝されているというsatsumaimoさん。実は、単行本の値段を安くしすぎて赤字を出してしまったが「後輩からは『神』と崇められているので大丈夫です(笑)」

連載したのは「スカラベサプリ」という東大まんがくらぶが作成する週刊の冊子。実は、これを始めたのもsatsumaimoさんたちだ。本来の活動は年2回の部誌の発行で、週刊での発行は打ち上げの場の雰囲気で突然始まったため、2年近くも続いていることには自分でも驚いているという。 作品への思い入れは強い一方で自分一人で作ったというこだわりはなく、サークルとしての作品と強調する。

連載を始めた理由の一つに「メンバーと仲良くなりたかったから」と挙げるほどで、話の作成に協力してもらう中で意思疎通を図った。 合宿でも一日かけてドラマCDを作り、駒場祭で販売した。今後の構想は未定だと言うが、執筆を続ける気は満々。次もまた新たな挑戦を見せてくれるのだろうか。 (取材・撮影 竹内暉英)

この記事は、2014年12月9日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。 2701_12_9pop.jpg

koushi-thumb-300xauto-242

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit

   
           
                             
TOPに戻る