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2025年4月19日

東大、総長懇談会を各研究科で実施 学生の声を聞く方法検討のWG設置へ

 東大は学生とのコミュニケーションの在り方を見直す一環として、昨年11月から12月にかけ対面での「学修環境向上のための総長懇談会」および同10月から今年1月にかけウェブ上での「学修環境や学生生活に関する意見募集」を実施した。昨年10月に本紙が行ったインタビューで藤井総長は、懇談会実施の背景には授業料改定をめぐる議論の中で、学生との対話の機会が限られていたことに対する問題意識があると話していた。

 

 意見募集の自由記述は1400件を超える投稿が集まった。寄せられた意見は学内の各担当部署と共有され、対応が検討される。課題対応の検討の際には、課題の原因に制度や予算などのどういった制約が影響しているのかも確認される。また、すでに対応済みの事項や、検討が進んでいる施策については、今後何らかの形で学生に周知する予定。

 

 総長懇談会は学部・研究科を巡る形式で実施され、「学生の意見を反映させる方法・手法」が主要なテーマの一つとして議論された。討論結果を受け、大学は新たに学生の声を聞く制度を検討するワーキンググループ(WG)を設置し、今後具体的な方策を検討する。WGでの決定事項については、後日学生に知らせるとしているが、検討には時間を要する見込みだという。

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