東大は5月16日、他大学や企業とともに「WE AT」(ウィーアット)を設立した。社会課題解決に向け、スタートアップなどへの産学ネットワークを通じた幅広い支援や、起業家の育成などに取り組む。
WE ATは東大・東京医科歯科大学・京都大学の3大学と、東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)、博報堂・住友生命保険相互会社・キヤノンマーケティングジャパンの4社が共同で設立。心身の健康にとどまらず、多様な人々の共存、持続可能な環境を目指すウェルビーイングを実現するイノベーションが求められているという共通意識の下、グローバルなスタートアップエコシステムの構築を目標とする。主な取り組みとして①スタートアップの発掘や支援②社会課題に取り組む起業家の育成③事業開発支援、アワードイベントの開催④関連分野の調査研究や発信─を行う。
11月にはシンガポール政府系ベンチャーキャピタルと共同で、ウェルビーイングに関わる事業立案コンテスト「WE AT CHALLENGE」の最終選考イベントを予定。スタートアップや学生、社内起業家などの参加者を募る。