東大は学内で実施している新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、30日に東京大学新聞社の取材に回答し、3月25日時点で7686人が接種を終えたと明らかにした。このうち学生の人数は3219人で、その他属性別の接種者数は（表）の通り。
東大は3回目接種について、学生1万5千人、教職員5千人、近隣の大学の学生を含むその他の人1万人の約3万人が接種すると想定して準備を進めていたといい、現在は1日あたり約500人のペースで接種を行っている。当初の発表では接種期間を3月1日から7月上旬までとしていたが、回答時点で接種期間の延長、短縮の予定はないという。
一部報道では、政府が4回目接種に向けた準備を進めていると報じられているが、4回目接種をキャンパスで行うことができるかの方針は示されていないことから、東大では検討は行われていない。
東大の学内接種は昨年の7月から10月にかけて1、2回目接種が行われ、約2万6千人が接種を受けた。3回目接種は2回目接種から6カ月以上がたった人を対象に3月から開始されていた。
