UTokyo Sustainability(TSCP学生委員会)とは?
最近、「サステイナビリティ」「SDGs」などの言葉を耳にすることが増えてきています。環境や社会に配慮し、持続可能な社会を目指そうという世界の動きが活発になってきました。そのような時代の流れを背景に、サステイナビリティの考え方をキャンパスの中で捉えて、「サステイナブルキャンパス」の実現を目指しているのが、UTokyo Sustainability(TSCP学生委員会)です。
私たちは、キャンパスのサステイナビリティに関わるさまざまな活動をしていますが、ここでは主な二つの取り組みをご紹介します。
活動① キャンパスの消費電力の削減
一つ目の主な活動は、キャンパスの消費電力の削減に向けた取り組みです。
私たちは、ドラフトチャンバーに着目した電力削減の取り組みを行っています。ドラフトチャンバーは、化学実験時に有害気体を排気する装置です。しかし、使っていない時にそのサッシュ(開閉部分)を開けておくと、電力消費のムダが生じてしまいます。図1のように「排気ファンの電力のムダづかい」「空調の電力のムダづかい」という二つのムダづかいが生じるためです。
そこで私たちは、非使用時にサッシュを閉めることを啓発する「SHUT the SASH」キャンペーンという活動を行っており、啓発ポスターの作成や掲示をしています。ちょっとの工夫でキャンパスの電力消費による環境負荷を低減することができます。みなさんも、ぜひご協力ください。
活動② SDGsの普及、学生のサステイナビリティ意識の向上
もう一つの活動は、学生のサステイナビリティ意識の向上に向けた取り組みです。具体的には、SDGs(持続可能な開発目標)の理解を普及させることで、サステイナビリティの考え方を学生に広める活動を行っています。SDGsは、2015年に国連が、地球環境や経済活動・人々の暮らしを持続可能なものとするために2030年までに世界が取り組むべき行動目標として、17の目標と169のターゲットにまとめたものです(図2)。しかしSDGsは行動目標であるだけでなく、現代が抱えるサステイナビリティの課題を広く取り扱っているため、分野横断的なサステイナビリティの全貌を把握する一助となるものでもあります。
2017年度は、学生の意識の現状把握のため、「東大生のSDGs意識調査2017」を行いました。その結果を受けて、2018年4月には、SDGsとキャンパスサステイナビリティについて解説したパンフレットを作成して配布しました。今後も、サステイナブルキャンパスの実現を目指し、キャンパス最大の利用者である学生の意識向上に向けてさまざまな活動を展開していく予定です。
「東大生のSDGs意識調査2018」実施中!
現在、昨年と同様、「東大生のSDGs意識調査2018」を実施しています。東大生のSDGsの認知度、キャンパスにおける電力消費、緑地保全、消費における環境配慮など、さまざまな観点から東大生のサステイナビリティ意識を明らかにし、今後の活動につなげていこうと考えています。ぜひ、回答よろしくお願いいたします!
「東大生のSDGs意識調査2018」
コチラから回答お願いいたします → https://goo.gl/forms/02lQZlwLWuIFzllf1
期 間:10月17~31日
実施主体:UTokyo Sustainability
協 力:東京大学経営企画部経営戦略課、施設部施設企画課TSCPチーム
☆調査結果を一緒に分析するメンバーを募集中ですので、お気軽に下記の連絡先にご連絡ください。
☆12月に発表予定の分析結果について興味がある学生・学生団体の方も、お気軽にご連絡ください。また、昨年度の分析結果は、下記団体ホームページから閲覧できます。
UTokyo Sustainability(TSCP学生委員会)
ホームページ:https://utsustainability.wixsite.com/utsustainability
メール:ut.sustainability.tscp@gmail.com
☆いつでも学生委員会メンバーを募集しています。省エネ・環境問題・サステイナビリティに興味がある学生は、お気軽にご連絡ください。
寄稿=UTokyo Sustainability委員長 鬼頭健介(農・4年)