2016年度大学入試センター試験が16、17日に実施され、例年最も受験者数が多い外国語を本郷地区で3944人、駒場地区で2665人が受験した(写真=本郷キャンパス)。本部広報課によると、本郷地区で受験者2人が英語リスニングの再開テストを受験したという。
理科①の開始を待つ受験生=17日、本郷キャンパス経済学研究棟経済学部1番教室で(撮影・関根隆朗)
東大は今回のセンター試験で、本郷地区と駒場地区に加え、学外試験場として教育学部附属中等教育学校の管轄を担当した。本郷地区では英語リスニングで受験者からの機器の不具合の申し出を受けて、再開テストを2件行った。不具合の詳細については大学入試センターが調査中だという。
大学入試センターは22日付で中間集計を公表。国語では平均点が昨年度の最終集計より約10点上がり2年連続の上昇となった。昨年度、平均点が14年度から約15点低下した数学Ⅱ・Bでも約9点上昇した。受験者数が1万人以上の科目間で平均点差が20点を超えた場合に行う得点調整は、該当科目がなかったため行わないと発表した。
今回のセンター試験では旧課程履修者向けに行っていた旧数学Ⅰ・A、旧数学Ⅱ・Bや物理Ⅰ・化学Ⅰ・生物Ⅰ・地学Ⅰといった科目を廃止。全科目で新課程に対応した出題となった。
この記事は、2016年1月26日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。