東大が7年ぶりに主管を務める第55回全国七大学総合体育大会(七大戦)が12月5日、開幕した。来年9月まで、主に東大の施設で競技を実施する。過去54大会中34大会で主管校が総合優勝しており、東大は2011年以来4大会ぶり11回目の総合優勝を目指す。
最初の競技となったアイスホッケーの開幕戦で、東大は九州大学と対戦した。第2ピリオドに先制すると、その後も相手を抑え込み1―0で勝利。幸先良いスタートを切った。
七大戦では北海道大学、東北大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学と計42競技で対戦。各競技の順位に応じた点数の合計で総合優勝を争う。
主管校は毎年7大学が持ち回りで担う。競技は主に主管校の施設で実施するため、主管校には移動の疲労がなく慣れた雰囲気で試合に臨める利点がある。前回大会は主管校の東北大学が総合優勝し、史上最多タイの3連覇を果たした。
一方東大は第34回、第40回、第48回と3連続で主管校での総合優勝を逃している。近年は前々回大会で2位、前回大会で3位と好調の東大。東北大学の4連覇阻止に向け、28年ぶりの主管校としての総合優勝に期待が集まる。
この記事は、2015年12月15日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。