情報理工学系研究科は4日、新たな産学連携プラットフォームである「UMP JUST」の2020年度からの発足を発表した。産学連携を強化し、教育研究活動を支える基盤組織を目指すとしている。
UMP JUSTでは新技術導入に意欲的な企業を統合した連携・協力体制を構築。企業の多様性を生かしつつ共同研究・人材育成を推進する。研究面では、分野融合・領域横断による先端的な共同研究や企業への技術支援を展開。顕在化されていない社会の要請である「社会受容性」を探求し、社会実装につなげる構えだ。人材育成面では従来の奨学金や寄付金に加え、大学院生の共同研究への参加や学内インターンシップなどを推進。分野を超えて活躍する人材の育成を産業界からの直接的支援を得ながら目指すとしており、博士課程の学生への支援の一環として年収600万円程度での雇用も想定される。
1月17日には本郷キャンパスで企業向けの説明会が開催される予定。新たな形態の産学連携の構築に期待がかかる。
この記事は2019年12月17日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を公開しています。
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