第62回全国七大学総合体育大会バレーボールの部が8月14日から18日にかけて実施された。東大男子バレーボール部は15日、本戦2戦目となる東北大との一戦に臨んだ。(取材・五十嵐崇人、新内智之)
第1セットの序盤、東大はサーブで相手を崩し、また猛烈なスパイクを仕掛けるなどして得点を重ねた。しかし相手も攻勢を緩めず、点差が開かない一進一退の試合運びとなった。緊迫した接戦が繰り広げられるが、ネットタッチやオーバーネットなどの相手のミスもあり、東大は主導権を渡さず、リードを保ったまま第1セットは終盤へ。連続失点により追いつかれる場面もあったが、レフトからの強烈なスパイクやバックアタックなどを仕掛けた。20点台で3連続得点し、25対23で東大が勝利、第1セットを獲得した。
第2セットでは、序盤からリードとビハインドが次々入れ替わるシーソーゲームとなった。両者ともにもったいないミスもありながらも粘りを発揮し試合は膠着。東大は15-15から連続得点を果たすもそこから突き放すことができない。逆に19-19から4連続失点を喫し、23対25で惜しくもこのセットを落とした。
迎えた最終第3セット、東大は相手ブロックの隙間をついた巧みなスパイクで得点。しかし相手のスパイクをブロックできずに失点する場面も。互いにリードを許さないまま7対7の同点でセットは後半戦へ。ここから相手のスパイクやフェイントなどにより、東大は痛恨の5連続失点。その後も必死に追いすがるも、追いつくことはできず、12対15で惜敗。東北大との試合は敗北に終わり、悔しい結果になった。
今年度の七大戦、東大男子バレーボール部は、初戦の名古屋大には勝利したものの、その後は惜敗する試合が続いた。どの試合も後半20点台まで一進一退の攻防が続く緊張した試合が多く、あと少しのところで敗れるもどかしい試合が多々あった。今大会で出た課題を糧に、秋のリーグ戦でのさらなる躍進を期待したい。
徳永主将のコメント
七大戦 男子バレーボール部 試合結果
第1試合 東大 ◯ 2 – 1 ● 名古屋大
22 – 25
25 – 19
15 – 10
第2試合 東大 ● 1 – 2 ◯ 東北大
25 – 23
23 – 25
12 – 15
第3試合 東大 ● 0 – 2 ◯ 北海道大
15 – 25
18 – 25
第4試合 東大 ● 0 – 2 ◯ 大阪大
21 – 25
27 – 29
第5試合 東大 ● 0 – 2 ◯ 京都大
19 – 25
24 – 26
第6試合 東大 ● 0 – 2 ◯ 九州大
24 – 26
21 – 25
最終結果:7位/7大学