警視庁は11月20日、東大駒場キャンパスでパソコンなどが入った学生のリュックサックを盗んだとして、無職の沼端健悟容疑者（46）を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕した。

　容疑者は、11月8日午前10時25分～午前11時40分頃、駒場Ⅰキャンパス内の建物に侵入し、学生のパソコンや現金およそ1万円が入ったリュックサック（時価計約4万6千円相当）を盗取したと見られる。

　駒場IキャンパスではAセメスター中に、7号館、8号館、11号館、13号館、19号館、第1体育館、第2体育館で盗難被害が相次いでいた。東京大学教養学部学生自治会は、学生に注意を促すとともに、学生が教室や共用スペースに荷物を放置する様子が散見されることに警鐘を鳴らし、個々の防犯意識の向上を呼び掛けている。