英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）は10月12日、世界大学ランキング2023を発表した。東大は前回より順位を四つ下げて39位だった。
世界大学ランキングは教育、研究、被引用論文、国際性、産業収入の五つの分野について、13の指標に基づき各大学のスコアを算出する。東大は教育（88.1点、 世界第11位）、研究（91.4点、世界第16位）において高評価を維持。近年上昇を見ていた産業収入（86.7点）は前回から1.4点下がったものの、高評価だった。一方、留学生や外国人教職員、国境をまたいだ共同研究のための環境を評価した国際性（43.3点）は1.3点の増加を見たものの、上位50校中48位と依然として課題が残る結果となった。研究の質と量に基づく論文被引用（55.5点）は前年から2.7点低下し、上位50校のうちでは75.5点（PSL研究大学）に続く最下位だった。
首位は7年連続となるオックスフォード大学。上位10校は英米の大学が独占した。一方、アジアの大学は、中国から清華大学（16位）と北京大学（17位）、シンガポールからシンガポール国立大学（19位）と南洋理工大学（36位）、香港から香港大学（31位）と香港中文大学（45位）が上位50校に入った。日本からは上位200校に東大のほか、京都大学（68位）が入った。
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