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2021年6月5日

THEアジア大学ランキング 東大は順位を一つ上げ6位に

 英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が6月2日に発表したTHEアジア大学ランキングの最新版で、東大は昨年から順位を一つ上げて総合順位で6位となった。国内では昨年に続き首位だった。

 

 同ランキングの作成にはTHEが毎年発表している世界大学ランキングと同じデータが用いられているが「教育」「研究」「被引用論文」「産業界からの収入」「国際性」の各分野が世界大学ランキングとは異なる比重で評価されている。東大はそれぞれ教育で86.0点、研究で88.9点、被引用論文で57.7点、産業界からの収入で82.6点、国際性で40.1点だった(いずれも100点満点)。昨年のランキングから最も得点を上げたのは産業界からの収入で5.2点上昇。東大の課題とされている国際性については1.9点上昇だった。国際性の得点はトップ10の大学のうち5校が90点以上、3校が40.1点以下と、大学間の差が浮き彫りになった。なお、国際性の評価はランキング全体のうち7.5%にとどまっている。

 

 

 ランキングには30の国と地域から551校が参加。日本からは参加国・地域の中で最多の116校の大学が名を連ねているが、トップ100にランクインしているのは11校で、中国の31校、韓国の12校に続いて3位。また日本の参加校のうち66校が順位を落としている。首位から4位までの顔触れは昨年と変わらず、清華大学、北京大学、シンガポール国立大学、香港大学と続く。

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