英国の教育専門誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)』が9月2日に発表した世界大学ランキングの最新版で、東大は昨年から変わらず総合順位で36位タイとなった。アジア内順位は昨年から一つ上げて4位だった。
東大は教育・研究の項目でそれぞれ87.9点(世界11位)、90.7点(同16位)と高評価。この2項目では80~90点前後を、評価基準が変わった2011年からほぼ維持している。産学連携は昨年から5.2点増加して82.6点。産学連携はこの3年で29.9点と他の項目に比べて大幅な点数向上を果たしている。
例年課題とされている国際性は昨年から1.9点増加して40.1点。徐々に評価を上げ、今年も11年以来最高を記録しているが、依然同ランク帯の各国の大学と比較すると点数は低い。論文被引用では昨年より3.0点低い57.7点。五つの項目のうち唯一昨年比で点数を落とした。
国内で上位100校に入ったのは昨年同様、東大と京都大学(世界54位)のみだった。ランキング全体には昨年より6校多い116校が入った。
アジアでは、清華大学が昨年から三つ順位を上げて20位と3年連続アジア首位を維持した。他にも北京大学・シンガポール国立大学が東大の総合順位を上回った。一方、昨年35位の香港大学は、39位へと順位を落とした。
全体では英オックスフォード大学が5年連続首位で、順位を二つ上げた米スタンフォード大学が2位に続いた。3位は順位を四つ上げた米ハーバード大学で、上位10校は米英の大学が独占した。
この記事は2020年9月15日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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