さまざまな分野の著名人らが一堂に会して講演するTEDxUTokyoが5月29日、本郷キャンパス安田講堂で行われた。東大の学生団体が主催する同様のイベントは4回目の開催となったが、安田講堂での開催は今回が初。一般公募で選ばれた聴衆など、約500人が参加した。
今回のイベントでは、脳科学者の茂木健一郎氏や現役東大生、東大教授など総勢15人が自身の体験や研究に基づいた講演を披露。中には自ら開発した製品や道具を実演する登壇者や、ラップや歌を披露する登壇者もいた。
講演の合間には紹介された作品や活動を直接体感できる展示会が工学部2号館に設けられ、聴衆と発表者が自由に交流、意見を交換する場となった。他にも仮想現実などの最先端技術を体験できる企画や夕食会が用意され、異なる分野の人々による交流でにぎわっていた。
TEDは「Ideas worth spreading」をコンセプトに年に1度カナダ・バンクーバーで開催されており、全世界での動画再生回数が10億回以上に達する人気イベント。今回のイベントはTEDの公式認証を受け、東大の学生団体による独自の運営のもとで開催された。
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