東大は6日、2019年度の卓越研究員として公募で選出された8人を発表した(表)。将来の学術を担う卓越した若手研究者の発掘・育成を目的として18年度に設けられた「若手研究者育成支援制度」に基づくもの。採用された研究者には、自立して研究に取り組む環境を整えるためのスタートアップ経費として合計600万円が支援される。
公募は研究分野を問わず国内外を対象に実施。本年度は302人から応募があった。今回選出された8人はそれぞれ東大の部局に所属することになる。
東大卓越研究員は、若手研究者の研究環境を整えることを目的として16年度に生まれた制度。当初は東大の研究科や研究所から推薦された学内の若手研究者を対象とする「若手研究者自立支援制度」のみだったが、18年度から公募型が新設された。19年度の推薦型の卓越研究員には、昨年12月に22人が選ばれている。
この記事は2020年3月24日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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