東京大学新聞社は五月祭2日目の5月21日、「新しい働き方」を考えるシンポジウムを開催した。広告代理店「電通」の新入社員だった女性が過労死した問題について、自殺した高橋まつりさんの遺族代理人である川人博弁護士と高橋まつりさんの母親である高橋幸美さんが講演。複数人の有識者を招いてのパネルディスカッションも実施された。
第1部の講演会では川人弁護士と高橋幸美さんが登壇。川人弁護士が高橋まつりさんの事件の実情などを説明し、高橋幸美さんは「皆が幸せに働いていける社会にしてほしい」と約200人の来場者に訴えた。
第2部では川人弁護士に加え、新卒で電通に入社し多様な経歴を持つ芦名佑介さん、サイボウズ執行役員事業支援本部長の中根弓佳さん、東大卒で『脱社畜ブログ』管理人の日野瑛太郎さんの4人でパネルディスカッションを実施。「2018年新卒として就活をするなら、どういう基準で何を選ぶか」「今後就活する学生が働き方を変えるためにできることは」といった話題に沿って多様な意見が展開された。
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