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文化

2023年04月11日

【100行で名著】奇跡と軌跡「寄り添う人」としてのイエス像 遠藤周作『死海のほとり』

 「私の人生には、毎日、共に暮しても、心に痕跡(こんせき)を残さぬ相手もいたし、たった一度、出会っただけで消し難い思い出を与えた人間もいた」  「イエス・キリスト」と聞いてあなたはどのような姿を思い浮かべるだろうか?奇跡を起こす神の子か。はたまた、ユダヤの民を救済する救い主(メシヤ)か。  本作のイエスはこうした「奇跡の人」としてのイエス像を覆した。
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