「本」の記事一覧

学術

2022年03月23日

【100行で名著】三島文学の幻想的で知的な世界観 『豊饒の海(一)春の雪』三島由紀夫 

   三島由紀夫───彼は戦後日本を代表する作家であり、イデオローグであった。三島というと、市ヶ谷駐屯地における割腹事件や右翼的な言動にばかり注目が集まるが、それは極めて卑小な見方に過ぎない。そこで今回は、2020年に没後50年を迎え、近年その著作が再び評価されている三島由紀夫、特に三島文学の金字塔である遺作『豊饒(ほうじょう)の海』四部作について、4回に分けて語りたい。三島文学の幻想的で知
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 12

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit

   
           
                             
TOPに戻る