東大は1月27日から受け付けていた、2次試験の出願を2月5日に締め切った。出願最終日の状況は(表)の通り 。25年度は全ての科類で第1段階選抜が実施されることとなった。
(表)2025年度入試の科類別志願者数(東大の発表を基に東京大学新聞社が作成)
※理Ⅲの募集人員増(95人から97人)について、東大は文部科学省に認可申請中としており、変更の可能性が残る。
24年度は文Ⅰ・文Ⅱで、23年度は文Ⅲで第1段階選抜が行われず、全ての科類で第1段階選抜が実施されるのは22年度以来 。
25年度より第一段階選抜の実施基準は、文科各類では3.0倍から2.5倍に、理Ⅰでは2.5倍から2.3倍に、理Ⅱでは3.5倍から3.0倍に基準が変更されていた。そのため、共通テストが振るわなかった受験生を中心に東大への出願を取りやめる動きがあったとみられ、昨年度と比べて、全ての科類で出願者数が減る結果となった。
なお、25年度より学習指導要領改訂に伴い、文理ともに「情報」が共通テスト教科に加わり、第1段階選抜は1000点満点で評価される。一般入試の成績は、共通テストの成績(1000点満点を110点満点に換算)と2次試験の成績(440点満点)とを総合して算出される。
24年度は出願期間が12日間であったのに対し、25年度は出願期間が10日間と短かった。
第1段階選抜の結果は12日に発表される。