合格を勝ち取った新入生の多くが最初に行う手続きの一つに、初修外国語の選択がある。少なくとも1年間は必修で学ぶ科目のため、慎重に選択する必要がある。英語の成績が優秀な新入生には、英語・日本語を含む3カ国語を使いこなす人材を育成する「トライリンガル・プログラム(TLP)」の受講資格が与えられる。どの外国語を選ぶにしても、その外国語が使用されている新たな世界に触れることになるだろう。実際に履修した学生に、それぞれが持つ魅力や特徴を語ってもらった。(構成・五十嵐崇人)
韓国朝鮮語
日本の隣にある韓国と北朝鮮という国についてより深く知りたいと思い、韓国語を選択しました。文の構造や中国語由来の単語など、語族は違えど日本語と似ていて学びやすい面が多く、上達が早いのが楽しいです。教養学部にはレベルの高い語学の授業もあり、どんどん進んでも退屈することはありません。
皆も同様に早く上達する中でいい成績を取ることは、他の言語と同じで簡単ではないですが、それでもやりがいのある楽しい言語ですし、クラスの雰囲気もよくとても充実した大学生活です。(文Ⅲ・2年)
ロシア語
ローマ字と混同しやすいキリル文字のアルファベットの習得と、主語の性や数、文中の格などに応じて変化する単語の正確な運用が大変です。しかし、ロジカルに進む作文プロセスと完成した文の美しい韻律は学習者を楽しませてくれます。
昨今の情勢で留学などが難しいロシア語圏ですが、言語学習を通してその歴史や文化に触れてみませんか。(文Ⅲ・2年)