イベント

2017年5月12日

「新しい働き方」を考える 電通過労死事件の関係者らを招き五月祭シンポジウムを開催

 東京大学新聞社は五月祭2日目の5月21日(日)16~18時、「新しい働き方」を考えるシンポジウムを開催します。

 

 企画は2部構成です。第1部では、広告代理店「電通」の新入社員だった東大卒の女性が過労死した問題について、自殺した高橋まつりさんの遺族代理人である川人博弁護士と高橋まつりさんの母親である高橋幸美さんが講演します。第2部では複数人の有識者を招いてのパネルディスカッションを実施し、働き方についてのいろいろな意見に触れられる場を提供します。

 

登壇者(五十音順)

第1部〈講演会〉

川人博(かわひと・ひろし)弁護士

 74年東京大学経済学部卒。88年から「過労死110番」の活動に参加し、現在は過労死弁護団全国連絡会議幹事長。東大では「法と社会と人権」ゼミナールの講師を務める。

 

高橋幸美(たかはし・ゆきみ)さん

 電通の新入社員で15年に過労死した高橋まつりさんの母親。

 

 

 

第2部〈パネルディスカッション〉

芦名佑介(あしな・ゆうすけ)さん

 11年慶應義塾大学卒。アメリカンフットボール選手として慶應義塾高校、慶應義塾大学、日本代表U-19でそれぞれ主将を務める。電通に入社し、コピーライターとして活躍。プルデンシャル生命にヘッドハンティングされ、25歳時に最年少で営業所長へと就任。米国ハリウッドに渡り、舞台『blood』で俳優デビュー。約1年間の「キャリアブレイク」という無職期間を経て、芦名表参道(株)を設立。

 

川人博弁護士

 第1部に引き続いての参加。

 

 

 

中根弓佳(なかね・ゆみか)さん

 99年慶應義塾大学卒。関西の大手エネルギー会社を経てサイボウズに入社。知財法務部門にて著作権訴訟対応、契約、経営、M&A法務を行った後、人事においても制度策定や採用を中心とした業務に従事。法務部長、事業支援本部副本部長を歴任し、財務経理などを含め、これら全般を担当する事業支援本部長に就任。14年より執行役員事業支援本部長に就任。時間や場所にとらわれず、個人の幸福感とチームワークを共に向上させるような多様な生き方・働き方を実現するための制度や風土づくりを推進している。二児の母。

 

日野瑛太郎(ひの・えいたろう)さん

 09年東京大学工学部卒、11年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。ブロガー、ソフトウェアエンジニア。『脱社畜ブログ』管理人。著書に『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください』、『脱社畜の働き方』、『定時帰宅。』など。

 

企画概要

15:40~(予定) 開場

第1部〈講演会〉

16:00~16:50  川人弁護士と高橋さまの講演

第2部〈パネルディスカッション〉

17:00~17:20  芦名さん、中根さん、日野さんのプレゼンテーション

17:20~18:00  トークテーマに沿ったディスカッション

 

企画場所

 本郷キャンパス法文1号館(東)1階法21番教室

 

質問募集

 第2部のパネルディスカッションでのトークテーマとして、読者の皆さまからの質問を募集します。時間の都合上、頂いた質問の一部しか取り上げられない場合があります。

https://goo.gl/forms/0bCDFgsxgeLusymF3

 

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