「東日本大震災から5年 ~人間の安全保障の視点からみた復興の課題~」
東日本大震災から5年がたちますが、東北の被災地では、今も復興に向けて大きな困難や課題に直面しています。
東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム(Human Security Program: HSP)では、東日本大震災直後から、「震災・原発と人間の安全保障プロジェクト」を立ち上げ、20回以上のセミナーを開催しながら、宮城県登米市での現地調査を継続したり、福島県いわき市や飯館村などでの調査や政策提言などを続けてきました。
震災から5年がたったこの時期に、もう一度、復興の問題や課題に焦点をあて、今後も息の長い支援の必要性を社会に訴えるメッセージも込め、シンポジウムを開催したいと考えています。
事前通知も必要なく、誰でも参加可能なシンポジウムです。皆様の参加をお待ちしています。
•日時: 2016 年3月5日(土)13:00-17:30
•場所: 東京大学駒場キャンパス 18号館4Fコラボ1
•講師: 基調講演 高橋哲哉(東京大学教授)「原発震災から5年。今何が問われているのか」
報告 中西 徹(東京大学教授)「有機農家丹野喜三郎さんの5年間の歩み」
(福島県沖浮体式洋上風力発電実証実験について)
報告 東 大作(東京大学准教授)「福島洋上風力発電事業に関わった経験とその教訓」
報告 下山田松人 いわき市商工観光部次長
佐竹 望 商工観光部産業・港湾振興課長
米本 憲司 商工観光部産業・港湾振興課・産業振興係主査
(人間の安全保障プログラムによる登米市での現地調査について)
報告 野口友康(博士課程)「震災と復興・宮城県登米市における4年間の調査報告」
室井遙(博士課程) 「人間と自然の近代的分節化と連続的な全体性にかんする一考察」
波多野綾子(博士課程)「災害とジェンダー・多様性:災害レジリエンスの構築についての一考察」
•コメンテーター:
山本泰 (東京大学教授)
佐藤安信 (東京大学教授・人間の安全保障フォーラム副理事長)•司会:
※第一部司会は 東大作(東京大学准教授)
※第二部司会は、山本泰(東京大学教授)•言語: 日本語
•主催: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
•共催: 東京大学大学院総合文化研究科附属グローバル地域研究機構(持続的開発研究センター、持続的平和研究センター、アフリカ地域研究センター)、人間の安全保障フォーラム
(文:人間の安全保障プログラム)