スポーツニュース

2022年8月19日

【競泳関カレ】黄金世代の競泳陣、6人がインカレへ

 

 第95回関東学生選手権水泳競技大会(関カレ)が8月5〜8日、横浜国際プールで開催された。東大水泳部競泳陣からは30人が出場し、6人が月末に開催される日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)の出場予定者となった。団体戦では、男子が2部5位、女子が2部6位で入賞を果たした。(取材・川北祐梨子)

 

 インカレに出場するには参加標準記録の突破が必要だ。今大会では、前田英俊(経・3年)、松本恭太郎(理I・1年)、堀壮介(文III・2年)、大川和真(医・4年)が4×100mフリーリレー(長水路)で、益子裕太(理II・1年)、松本、野村理玖(工・3年)、大川が4×100mメドレーリレー(長水路)で標準記録を突破し、出場権を獲得した。

 

大会2日目に4×100mフリーリレーでインカレ出場を決めた前田。写真は最終日、4×200mフリーリレー時(撮影・川北祐梨子)
1年生ながら4×100mフリーリレーでインカレ出場を決めた松本。写真は最終日、200m平泳ぎの予選時(撮影・川北祐梨子)

 

 既に個人種目の50m自由形、100m自由形でインカレ出場を決めていた大川は、自己ベストの大幅更新を目標に関カレのレースに挑んだ。大会4日目の100m自由形(長水路)の決勝レースでは、前半を2部5位の25秒24で折り返したが、後半で伸びのある泳ぎを見せ、2部2位でフィニッシュ。前大会までの自己ベストを0.8秒近くも縮めた51秒49を記録し、目標を達成した。インカレでは「関カレで良いレースができなかった50m自由形を立て直し、決勝に進出すること」が目標だという。

 

100m自由形で自己ベストを大幅に更新した大川。後半で怒涛の追い上げを見せた(撮影・川北祐梨子)

 

 大会終了後、結城賢志主将(工・4年)は「部員たちは、出場した種目のうち、6割以上の種目で自己ベストを更新した。団体戦での順位も、記憶にある限りでは競泳陣史上最高の成績」と声を弾ませた。押切雄大コーチも「この世代は黄金世代」と口にするなど、競泳陣の盛り上がりに喜びを見せる。今大会では、インターハイ出場経験のある松本や益子など、1年生の活躍も目立った。今後の競泳陣のさらなる盛り上がりに期待だ。

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