東大は5月15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で修学や研究活動に大きな支障が生じた学生に対して、二つの新規支援策を含む五つの支援策「緊急学生支援パッケージ」を実施すると発表した。実施する支援は
- 緊急給付型奨学金の支給【新規】
- 緊急授業料減免の実施【新規】
- 授業料納付期限の延長【実施中】
- 国の支援制度等の活用に関する情報発信【実施中】
- 学生の教育や生活に関わる支援【実施中】
の五つ。1.~3.の支援は、外国人留学生を含む全ての学部生、大学院生が対象となる。
1.「緊急給付型奨学金の支給」では、家計の急変などで学生生活に大きな支障が生じ経済的支援を要する学生に、申請に基づいて1人当たり5万円を支給する。2.「緊急授業料減免の実施」では扶養者などの収入減で東大の授業料免除基準に該当する学生のうち、今年度から文部科学省が開始した「修学支援新制度」の対象外の学生に東大独自の緊急授業料免除を実施する。4.「国の支援制度等の活用に関する情報発信」では一例として、東大に在学したことのある女性と女子在学生からなる同窓会「東京大学さつき会」による緊急の奨学金などを紹介している。