東大は2月12日、2025年度学校推薦型選抜の最終合格者を発表した。全体で100人の募集枠に対し全学部・学科合計で87人を合格とした(表)。女性の合格者数は2年連続で過去最多となり、43人だった(図1)。出身高校の所在地が関東以外の合格者も21年度の50人と並んで最多を記録した(図2)。
![2025年度学校推薦型選抜](https://www.todaishimbun.org/wp-content/uploads/2025/02/12227091e1de4429d6b9f24c4fb3d701.png)
25年度の志願者は245人(うち女性49.4%)。前年度から11人減少した。女性合格者は前年度から2人増え過去最多となり、女性比率も49.4%と過去最高を記録。入試担当者は「非常に望ましいこと」と評価し、今後要因を見ていきたいと答えた。24年度入試では関東出身者が初めて過半数を占めた。今年は関東以外が9人増え、合格者に占める割合は57.4%だった。
![東大推薦男女比](https://www.todaishimbun.org/wp-content/uploads/2025/02/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa-1.png)
![東大推薦地域構成](https://www.todaishimbun.org/wp-content/uploads/2025/02/2b530e80c7d0de90885e285c5d798063.png)
学校推薦型選抜(旧推薦入試)は、学部生の多様性を促進する目的で後期試験に代わり16年度入試から導入された。今回で10回目になる。推薦入試担当の秋山聰副学長は、定員を満たしていない現状を受け 、近年実施している学校推薦型選抜に特化した高校生や教員向けの説明会をより充実させ、 志願者を増やす努力を続けていきたいとコメントした。