東大は9日、後期日程試験に替えて実施する2016年度推薦入試の出願状況を公表した。全学部合わせて100人程度の募集人員に対し出願者数は173人で、経済学部と薬学部では定員割れした(表)。定員割れの場合も合格基準を満たす受験者を選抜する予定で、出願者全員を合格させるとは限らないという。
出願受け付けは2日に始まり6日で締め切られた。出願時点の全学部の倍率は1.7倍。15年度前期日程試験の出願時点での全科類の倍率は約3.2倍で、約半分となった。14年5月に東大は第1次選考の合格者数を各学部の募集人員の2~3倍程度としたが、出願時点で2倍を上回ったのは法学部、教養学部、理学部、医学部医学科のみだ。
書類審査の第1次選考の結果は12月1日に通知。面接などの第2次選考、センター試験を経て2月10日に最終合格者が発表される。
この記事は、2015年11月17日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。