東大は6月6日、昨年度までの東大関連ベンチャー企業累積創出数が526社に上ることを発表した。上場したベンチャー数も累計26社になった。
昨年度の新規創出数は48社で、2021年度の40社に引き続いて増加率を伸ばしている。東大は10年前の12年度から330社以上のベンチャー企業を創出。昨年度には株式公開やM&Aを通じて投資資金の回収や利潤獲得を目指すイグジットを発表した企業もあった。
東大は04年から大学発ベンチャー支援を開始。学内研究者・学生への起業・経営相談、施設の整備・運営、「起業家精神」の育成を目的としたアントレプレナーシップ教育やプロジェクト支援プログラムの提供など、さまざまな形で起業を後押ししてきた。16年には東大関連ベンチャーへの投資や起業支援などを担う会社である東大IPCも発足。東大は投資事業を行う子会社や、国内外機関との連携を通して今後も支援を拡充していく方針だ。