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2020年5月11日

新総長選考開始が公示 経営能力重視が明確に

 東大は4月28日、本年度で任期満了となる五神真総長に代わる総長選考の開始を公示した。候補者推薦などを踏まえ10月2日の総長選考会議による合議で第31代総長の就任予定者が決定される(表)。発表された選考基準には、総長の「経営者」としての性格を重視する姿勢が見られた。 

 

 

 総長選考会議議長の小宮山宏第28代総長は28日に談話を発表。昨年の国立大学法人法改正など、大学に対する社会的要請の変化を踏まえて「求められる総長像」を改訂したことを発表した。前回選考時は「大学の存立基盤を強化」「社会の各界から幅広い理解・協力を得ていく調整力と実行力」となっていたものが「大学の財務基盤を強化」「社会の各界から幅広い理解・協力を得て、大学を経営していく能力」に変更されるなどしている。加えて、透明性・公平性を高めるために選考過程を見直す。

 

 総長候補者は教授会の構成員らから成る代議員会による投票と、学内外の委員から成る経営協議会による推薦で12人程度選ばれる。その後、面接などの調査を実施し、9月8日に第2次候補者を告示。教授、准教授、一部の講師ら教授会構成員のみによる投票の結果も踏まえて決められた総長予定者が、文部科学大臣から任命される形で就任する。新総長の任期は2021年度からの6年間で、原則として再任は不可。


この記事は2020年5月12日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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