軟式野球部春季リーグ第9戦vs明治大学(4月23日)
明大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 | 0
東大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1× | 1
相手は首位を走る明治大学。引き分け以下で優勝の可能性が途絶えてしまうという、文字通り後が無い大事な試合であった。絶対に勝利が求められるこの一戦、東大はエース西野(育・4年)をマウンドに送った。
二回裏、東大の攻撃時にアクシデントが起こる。先頭で出塁した四番・吉川(工・3年)が足首を痛めベンチに下がることとなる。試合開始早々、打線の主軸を欠くこととなった東大ではあったが、三回裏、宮部(理Ⅱ・2年)のセーフティーバントと二つの死球により1死満塁の絶好機を迎える。ここで東大はヒットエンドランを仕掛けるも、相手投手の鋭い変化球の前に打者のスイングは空を切り、失敗。この回を無得点で終える。その後も、四回裏に無死一、二塁、七回裏には連続安打で1死一、三塁の好機を作るも相手投手の粘り強い投球の前に得点を奪えない。
一方、東大のエース西野は九回まで三塁を踏ませない圧巻の投球を披露する。連戦の疲れを感じさせない気迫の投球で、相手打線から三振の山を築く。また、守備も外野手の好捕、内野手のダブルプレーなどで西野を盛り立てる。しかし、打線の援護がなく両学とも得点できないままこの試合は延長戦に突入することとなる。
十回表、相手打線が繋がる。2本の安打から1死二、三塁と、東大は大きなピンチを迎える。ここで相手がヒットエンドランを仕掛けてくるも、東大バッテリーの見事なウエストにより失敗。東大はこの窮地を見事無失点で凌ぐ。すると、十二回裏、先頭の村田(理Ⅰ・2年)が安打で出塁すると、西野のバントが相手のエラーを誘い1死一、三塁の絶好の機会を迎える。ここで、打者は代打・水田(文Ⅰ・2年)。その四球目、相手バッテリーのミスによりサヨナラのランナーがホームに生還。東大が負けられない一戦を延長戦で制し、1対0で勝利した。
文責:軟式野球部 村田亮(理Ⅰ・2年)
【部員が見る東大軟式野球2019春】