東京都大学サッカーリーグ2部で現時点で2位に付けている東大ア式蹴球部男子は9月4日、第17節で日本大学文理学部と対戦し、3─1で勝利した。(取材・園田寛志郎)
けがや病気で主力メンバー数人を欠いた東大は、17分に中央からDF陣裏にパスを通され日大に先制点を許した。失点後は好守の連携にぎこちなさを見せながらも、ボールを前線に運んでいく。40分、ゴールライン際から折り返されたパスに、MF谷晃輔(文Ⅱ・2年)が反応。左足を振り抜き、同点ゴールを決めた。
同点で後半を迎えた東大は、52分に相手ゴール前の混戦から再び谷がゴールを奪い、勝ち越しに成功した。東大は試合中終盤に2人のDFを替えて守りを固めていくが、83分に投入された北川孟(文Ⅱ・2年)が、前に出てきた相手GKの頭上を越える冷静なシュート。ダメ押しとなるチーム3点目を挙げ、逆転勝利を飾った。
試合後、東大の林陵平監督は「先制点を取られても、落ち着いて追い付き、勝ち越した。今日の逆転勝ちはチームの力が付いてきた証拠で、自信を持っていい」と選手をねぎらった。
これからリーグ戦終盤を迎え、選手層の厚さが勝敗に関わってくる。「控えで頑張る選手がチームへの効果を生む」と、林監督がげきを飛ばした。