7月18日、東京都大学サッカーリーグ戦1部第15節が行われ、東大ア式蹴球部男子は青山学院大学と都内の会場で対戦し、0-2(前半0-0,後半0-2)で敗れた。今季通算成績は20日現在で2分け8敗となり、新型コロナウイルス感染拡大による変則開催で試合消化数は異なるが、1部リーグ13チーム中、最下位に甘んじている。
試合前半は、序盤に何度か青学のシュートミスにも助けられたが、東大もコーナーキック(CK)からの好機に得点できない。相手の攻撃を自陣で守り切って0-0で試合を折り返した。57分、青学の10番大竹将吾選手に先制ゴールを奪われる。東大はCKから得たペナルティーキックを決められず、同点の機会を逃した。その直後の78分には、後半から投入された青学の後藤田亘輝選手に追加点となる2点目を決められ、東大は無得点のまま試合終了を迎えた。
試合後、東大の林陵平監督は、「個々のパフォーマンスは出せているから、22日の次戦に向けて立て直そう」とチームを鼓舞した。吉岡泰生主将(経・4年)は、「強敵の青学相手に善戦できたが、好機の決定力が勝敗の差になった」と反省した。
ここ数試合で、守備陣の連携など安定感が増してきたのは好材料だが、自陣ゴール前での緩慢な横パスが気になる。攻撃面では、中盤で自軍ボールとなってから、敵陣を脅かす選手の動きが遅く、得点機ができにくい状態が続いている。夏場の試合で、体力的に厳しくなる試合後半に、チーム全体の集中力が維持できるかも課題となる。