東大と日本サッカー協会(JFA、会長=田嶋幸三)は12月16日、東大のスポーツ医学・科学の研究成果を活用した競技力向上などを目指す連携協定を締結した。東大と競技団体の連携は初。東大が5月に設立し、既に部局を超え50以上の研究室が参画する「東京大学スポーツ先端科学研究拠点」を中心に連携を進める。
具体的な研究内容は、現場の強化担当者らと相談しつつ設定予定。東大の境田正樹理事は同日の記者会見で「人工知能技術の活用を一つの柱にしたい」と意気込んだ。田嶋会長は「日本でサッカーをより根付かせるための施策など、社会科学の分野にも非常に期待している」と展望した。
ア式蹴球部など東大の各部との連携も想定。五神真総長は「学生にも参加してもらい、社会に還元できる成果を期待したい」と説明した。同日安田講堂で開催された記念式典で国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は「世界でも重要な研究拠点である東大との連携は喜ばしい」と祝福した。
この記事は、2017年1月1日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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