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2022年9月10日

Slack の全学的な試行運用 8月より開始

 東大情報システム本部は8月より、ビジネスチャットツール「Slack」の全学的な試行運用を開始したと発表した。今回導入された「UTokyo Slack」を用いれば大学構成員は過去のメッセージを無制限に参照できるなど、Slackの有料機能が一部利用可能となり、グループワークを行う授業や、研究プロジェトでの幅広い活用が期待される。

 

 UTokyo Slackは今回東大が契約したSlackの企業向け有料プランである「Enterprise Grid」プランにより運営される。プランの仕様上、利用者は東大全体の管理単位である「オーガナイゼーション」内にそれぞれのワークスペースを作成し、利用することになる。ワークスペースの作成を申請できるのは教職員のみであるため、学生主体で運営するサークルなどでは利用できないが、作成されたワークスペースにはUTokyo Accountを持った構成員であれば招待を受けるなどして参加できる。教職員による申請があれば、既存のワークスペースUTokyo Slack に編入することも可能になる。ただし、UTokyo Accountを持った構成員以外はUTokyo Slack内のワークスペースのメンバーになれない。

 

 今回のSlack導入は大学活動に必要なコミュニケーション環境の整備を目的としたもの。東大はこれまでにも、同様の目的でウェブ会議システム「Zoom」や資料作成・共有システム「Microsoft 365」の全学的な導入を行ってきた。

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