Sky株式会社と聞いて、駒場図書館1階の「Sky Lounge」を思い浮かべる東大生は多いはず。しかし、実際どんな会社なのだろうか。東大を卒業し、2020年にSky株式会社に入社した山田博己さんに仕事の内容や職場の魅力を聞いた。(取材・石橋咲、画像は全てSky株式会社提供)
━━Sky株式会社はどのような業務を扱っていますか
弊社はIT業界のなかでもソフトウェアを扱う会社です。テレワーク支援のSKYSEA Client View、SKYDIV Desktop Client、PCやタブレットを用いた授業で児童生徒の学習をサポートするSKYMENUシリーズなどの自社パッケージ商品開発から、モバイル、カーエレクトロニクス、医療系など様々な分野のソフトウェア開発を幅広く行っています。
━━Sky株式会社に入社した理由は
学生時代の専門が品質管理だったことと、ソフトウェア開発のインターンの経験からソフトウェアの品質管理に興味を持ちました。ソフトウェアの品質管理を行う企業は複数ある中で、Sky株式会社は開発と品質管理(評価/検証)を両軸で行っているのが魅力でした。開発の技術がないと品質管理が難しい部分があるのですが、実は開発から自社で行う企業はあまりないんです。また、面接の際に私のやりたいことをポジティブに聞いてくれたのも決め手の一つでした。
━━現在、どのような業務に携わっていますか
営業支援名刺管理サービス「SKYPCE」のモバイルアプリ開発を行っています。今後売り出していきたい商品で、より良いサービスをユーザーに届けたいと思っています。私はもともと違う部署に所属していて、評価/検証テストを行って製品の不具合を見つける業務を担当していました。しかし、仕事をしていく中でもっとプロジェクトの全体を見ながら品質管理に携わりたいと考えるようになりました。そのためには開発の経験を積むことが必要なので、希望を出して今年5月に開発ができる今の部署に異動したんです。
━━会社での一日の流れを教えてください
だいたい午前8時45分ごろに出社し、朝にチームミーティングを行ってメンバーそれぞれのタスクの洗い出しをします。その後は自分のタスクをこなしていきます。日々自分のタスクを一つずつこなすのは、私にとって仕事のやりがいの一つです。また、週に2〜3回、30分〜1時間程度のお昼のミーティングがありますね。基本的には定時の午後5時半に退社します。
━━Sky株式会社の企業としての魅力は何ですか
親会社のない独立系のソフトウェア企業なので、特定の業種だけでなく幅広い業種を扱っています。そのため時代の流れに合わせてフレキシブルに仕事ができますし、他業種を扱うチームでのやり方を自分の仕事に取り入れて、より効率的に仕事を回せるか試してみることができるのが魅力だと思います。
━━職場としての魅力は何ですか
風通しの良い社風です! Sky株式会社はチームで仕事を進めていくのでメンバーの負荷が1人に偏らないような環境になっていて、相談事もオープンに話せる雰囲気です。また、先輩が後輩に知識を伝えて、先輩はさらにステップアップした仕事をしようという考え方が浸透しているので、先輩に聞くと仕事のノウハウを教えてくれます。手厚いサポートを受けながら成長できる良い環境だと思っています。
━━自身の強みは何だと思いますか。また、それがどのように仕事に生きていると思いますか
論理的に物事を突き詰められるところと、飽きずに考え続けられるところが強みだと思います。開発の仕事の中では、詳しい仕様について「ここがこういう流れになっているからここが問題だ」と突き詰めて考える場面が多いです。そのようなときに自分の強みが生かせているのではないかと思います。
━━学生時代に身に付けておくべき知識やスキル、経験しておくべきことは何だと考えますか
開発の仕事に将来的に携わりたい人は、インターンなどで製品を作る環境に身を置くことが重要だと思います。私が実際に学生時代にやって良かったことの一つでもありますね。さまざまな企業を見て回って、どのようなビジネスを行ってどのようなソフトウェアを作っているのか知るのは学生時代にしかできないことなので、経験しておくと良いのではないかと思います。
━━今後、山田さんがSky株式会社でやりたいことは何ですか
自分たちで品質が良いと判断した商品がユーザーの元に届き、実際に使われているのをレビューで確認できたときに仕事のやりがいを感じます。そのため、ソフトウェアの品質向上を突き詰めていきたいです。今は開発の経験を積み、最終的にはソフトウェアの品質の保証をする責任者になって品質の良い製品を複数開発したいと思っています。