教養学部は7日、2017年度進学選択第2段階の結果を発表し、法学部の文Ⅰ枠の内定者は定員を39人下回り、3年連続で定員割れとなった。理学部化学科の理科枠や薬学部などでも第2段階時点では定員割れした。第2段階で38の学部・学科が定員割れし、そのうち第3段階を実施する学部・学科は第3段階対象者にのみメールで示されたが、公表はされていない。
法学部の文Ⅰ枠は、底点が39・2点→46・3点と持ち直したが、全科類枠を設置した08年度以降2番目に低い点数となった。
理学部化学科の理科枠内定者は、定員21人に対しわずか5人。全体の進学者数も定員を16人下回り、第3段階を実施しても定員割れする可能性が高い。物理学科でも第2段階で定員割れを起こすなど、理学部離れが顕著だ。
薬学部では第2段階内定者数が昨年度から13人減少。13年度以来の定員割れとなった。
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この記事は、2016年9月13日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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