東大は第2次学力試験の出願を1月23日から行い、2月3日に締め切った。出願最終日の状況は(表)の通り。前年度に志願者が255人増加した理Ⅱではさらに志願者が増え、倍率は4.30倍となった。最も低い理Ⅰでは2.55倍となっている。各科類で第1段階選抜倍率を上回った。
河合塾が実施している自己採点システム「共通テストリサーチ」のデータから作成された東大合格のための共通テスト得点率のボーダー予想は文科各類でいずれも86%となっており、前年度入試と比較すると4ポイント上昇した。理系でも、理Ⅰが88%、理Ⅱが87%、理Ⅲが92%となっており、いずれの科類でも3ポイントの上昇が見られた。「数学Ⅰ・数学A」で平均点が前年比19.7点下降したなど難化が指摘された前年度より上昇した。
第1段階選抜の結果は14日に発表される。
【記事修正】2023年2月14日23時55分、表説明中の()内の数字について「昨年度との比」を「昨年度の最終志願者数との比較」に修正しました。お詫びして訂正いたします。