東大は10月1日、令和3年度秋季入学式を東京大学大講堂(安田講堂)で挙行した。対象は2021年4月2日〜10月1日までの大学院・学部入学者889人。昨年の式典は規模が大幅に縮小されたため、昨年度秋季入学者も参加を認められた。新型コロナウイルス感染症流行の影響で来日できない入学者や家族等のために、式典の様子はインターネットで同時配信された。
式典では藤井輝夫総長と染谷隆夫工学系研究科長・工学部長が式辞を述べた。藤井総長は「本学には、多様な分野を専門とする教員、学生がいます。みなさんには、その対話のネットワークの拡がりの中に入り、共感の輪をさまざまに作りだしていただきたいと思います」とメッセージを送った。
入学生総代として、ローレン・スザーン・パワーさん(総合文化・博士)とイ・ジョンウさん(教養)が宣誓を述べた。
昨年の式典では、入学者は4名の代表者しか参加が認められなかった。今年の式典も、参加を事前登録制にしたり間隔を開けた指定座席への着席を求めたりと感染対策をとりながら実施された。
式典は全て英語で実施。当初は二部制での開催予定だったが、参加登録者数を踏まえ一部制に変更された。