2024年度進学選択の第1段階志望集計表が7月6日に発表された。減少傾向にあった文Ⅰからの法学部進学者はやや回復、工学部の人気が際立った。今後は8月21~24日正午の志望変更期間を経て、30日に第1段階進学内定者が発表される。第2段階志望については、8月4日~9月1日に登録を行う必要がある。
法学部
減少傾向にあった文Ⅰの法学部への志願率は約75%で、7割を切った前年度から回復。22人増の307人が志願した。一方、文Ⅱ、文Ⅲからの志望者は13人減少した。
経済学部
文Ⅱからの志望者は指定科類枠の定員187人より92人多い279人(前年度比18人増加)。他の科類からの志望者は例年80~90人程度だったが、53人にまで減少。過去5年で最高だった22年進学選択の約半数となった。
文学部
文Ⅲからの志望者が前年から大きく増加したのはA群(思想文化)(16人増加)、D群(歴史文化、考古学)(9人増加)、J群(社会学)(7人増加)で、これら3群は文Ⅲ以外からの志望者を加えた総志望者でも定員に迫る数を集めた。一方でI群(社会心理学)は文Ⅲからの志望者が少なく総志望者で11人の減少。H群(心理学)は文Ⅲ以外からの志望者を集められず総志望者を15人減らした。文学部全体では前年度から15人増加した280人となった。
工学部
学部全体として増加傾向が続く。理Ⅰと他科類からの志望者数は、ともに過去5年で最多。合計は前年度より63人増の1044人と4桁に乗った。他にもシステム創成Aコースやマテリアル工学Cコースなど4コースで15人以上の増加を記録し、学部全体の高い人気をうかがわせた。
理学部
理Ⅰからの志望者数は218人(前年度比8人減少)と大きな変化は見られなかった。一方理Ⅱからの志望者は110人(前年度比13人増加)と、過去5年で3桁を初めて超えた。
薬学部
理Ⅱからの志望者は50人(前年度比14人減少)になり、過去5年で最少だった。他科類からの志望者は16人(前年度比13人減少)と、志望者数がほぼ半減した。理Ⅱ以外からの志願者数はここ数年増加が続いていたが、21年度進学選択と同水準にまで戻った。