2025年度進学選択の第1段階志望集計表が7月4日に発表された。文Ⅲから教育学部を志望する学生が、直近5年で最多だった。理学部では、理Ⅰの志望者数が前年度から1割以上増えた。8月20〜23日の登録変更期間を経て、29日に第1段階の進学内定者が発表される。
法学部
文Ⅰからは309人(前年度比2人増)が志望した。文Ⅰからの法学部志願者は23年度進学選択(285人、前年度比32人減)まで減少が続いていたが、回復を見せた昨年の水準を維持した。文Ⅰ以外からの志望者も昨年から微増した。
経済学部
文Ⅱ以外から81人が志望。昨年の53人(前年度比27人減)から従来の水準まで持ち直した。文Ⅱからの志望者数は276人で、指定科類枠(182人)より80人以上多い年が続く。
文学部
志望者総数は262人(前年度比18人減)で、2年前と同水準。文Ⅲの文学部志望者は、A群(思想文化)が10人減、H群(心理学)が7人減となるなど伸び悩む群が複数見られた。一方、J群(社会学)は2年前から13人増やし2年連続の回復。
教育学部
文Ⅲからは前年度比19人増の66人が志望した。文Ⅲ以外からの志望者は8人減となるも、総数としては直近5年で最多の79人を記録した。特に教育実践・政策学コースには昨年の約2倍の文Ⅲ志望者(20人)が志望した。
工学部
昨年の前年度比63人増から減少(前年度比37人減)に転じたが、今年も4桁(1007人)が志望。社会基盤学B部門が13人減、計数工学・数理/システム情報部門が24人減だった一方、航空宇宙学部門が前年度比35人増の71人の志望だった。
理学部
理Ⅰから243人(前年度比25人増)、全体で347人(前年度比13人増)が志望し、ともに過去5年で最多。情報科学科に前年度より16人多い45人の志望があった。そのほか、物理学や天文学、生物情報科学の各学科で前年度から志望者数に5人前後の増加があった。
農学部
理Ⅱからの志望者が減少傾向にあるが、総数としては200人前後で5年間安定して推移している。文科からの志願者は近年増加しており、今年は約40人になった。
毎年8月号の紙面に掲載していた『進学選択第1段階志望集計表』ですが、諸事情により掲載を見送りました。ご了承ください。来年以降は掲載予定です。
【記事修正】2024年8月20日午後12時31分 最終段落を加えました。