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2025年3月26日

東大大学院工学系研究科、2025年度から授業を英語で実施へ

  東大大学院工学系研究科は、2025年度より一部の授業を英語で実施すると発表した。26年度には英語化が可能な授業について、原則英語で実施する方針。東京大学新聞社の取材に対し、工学系研究科広報室は具体的にどれだけの授業が英語で行われることになるかは非公表だとした。

 

  授業の英語化により、留学生の教育効果や研究科内の多様性、日本人学生の英語での研究の能力を高めるのが狙い。国際的な視野を持った人材育成を通じ、国際競争力の堅持・発展を図る。

 

 同研究科によると、各専攻は授業の英語化に協力的だが、日本語のまま実施すべき授業も一定数あるという議論も存在するという。授業の英語化の周知は、各研究室の指導教員を通じ、大学院生や卒業研究をする学部生へ行われる。

 

 工学分野では世界的に英語が標準語であり、工学系研究科が出す原著論文のほとんどは英語で書かれている 。また、2024年度時点では工学系研究科の学生の4割近くは外国人留学生だ。同研究科は2002年に研究・教育の国際化に関する組織を発足させるなど、国際的な教育研究拠点の開発に取り組んでいる。 既にマテリアル工学専攻や社会基盤学専攻などでは、授業の過半数が英語で実施されている。

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