東大大学院情報学環・学際情報学府の学生を中心に、多様な学生が芸術作品を公開する、東京大学制作展EXTRAが7月5日〜8日に開催される。運営に携わる学生に、イベントの概要について寄稿してもらった。(寄稿=東大大学院学際情報学府先端表現情報学コース 修士1年・都築あい)
東京大学大学院情報学環・学際情報学府が主催する、東京大学制作展EXTRAが2024年7月5日(金)から8日(月)まで、情報学環オープンスタジオ(情報学環本館B1F)で開催されます。
東京大学制作展は、情報・メディアアート分野を専門とする教員達の監修のもと、大学院学際情報学府の学生を中心とした多種多様なバックグラウンドを持つ学生たちが、作品制作・企画・運営を行なう、テクノロジーとアート・デザインを融合する展覧会です。今夏、開催する「制作展EXTRA」は、11月に実施する本展示に向けたプレ展示です。学生たちの多様な専門性が融合した作品群をご体験いただけます。
今年度のEXTRAのテーマは「なにいう展」です。
「手を動かす もので語る
作りたいもの、伝えたいことを
今この場で表現してみる
『なにかいうてみればええんやないか』
一見すると不思議に思えるかもしれない
しかし、そこには言葉では語りつくせない叫びがある
『なにいうてん』
作品に問いかけ、響/驚/共鳴していってほしい」
という想いを込めた展示になっています。
学生たちの作品に一歩踏み込んで、作品が作り出す世界に響/驚/共鳴してみませんか。11月の本展に向けた学生達の制作展に一足先に足を運んでみてください。
プロデューサーからのコメント
「なにいう展」というExtraのコンセプト兼タイトルが決まった瞬間は、「今年はボケに振り切るのかなぁ」とぼんやり思っていました。その言葉だけ聞いて僕が想像したのは、「見る人にタワゴトと言われてもいいじゃないか、とにかく何か作ってみよう」というメッセージだったからです。しかしよくよく発案者に話を聞いてみると、微妙にニュアンスが違うらしい。つまりはお客さんに向けて、「いつもよりあと一歩だけ踏み込んで鑑賞してみてほしい」という願いが込められているそうです。僕もまさにこのコンセプトに関して、第一印象で断じて通り過ぎかけていました。
作品の第一印象を決める見せ方については究極、経験が物を言う領域ではあると思います。その一方で制作の本質にある願いや問いは、オトナの事情からは今以降おそらく最も自由な、今ここの僕たちを映し出しています。日頃ネタバレを知ってからコンテンツに触れる習慣のある方にこそ、ぜひ足を運んで頂きたいです。東大だからって難しいことは考えず、立ち止まっては角度を変えて、ゆったり味わう展覧会はいかがでしょうか?
(東大大学院学際情報学府先端表現情報学コース 修士1年・石津悠人)
関連情報
・開催場所:東京大学本郷キャンパス 情報学環オープンスタジオ
・イベント情報:https://www.iiiexhibition.com/
・予約サイト:https://iii-exhibition2024extra.peatix.com/
当日チケットもございますが、事前予約を推奨しております。ご予約のうえ、ご来場ください。
・対象:一般向け
・参加費:無料
・主催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府
・お問い合わせ先:utokyo.iii.exhibition [at] gmail.com
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