東京大学大学院情報学環・学際情報学府の学生を中心に、多様な学生が芸術作品を公開する、第22回東京大学制作展「弛む」が11月13~16日に開催されます。運営に携わる学生に、イベントの概要について寄稿してもらいました。
(寄稿)
イベント概要
東京大学大学院情報学環・学際情報学府は、第22回東京大学制作展「弛む」を2020年11月13日(金)から16日(月)に開催いたします。東京大学制作展とは、学生たちが自らの研究的な関心をもとに表現活動に挑戦する創発的実験の場として始まり、回を重ねるごとに発展を続けています。2020年は、物理的な環境ではなくオンライン中心の制作活動に挑戦します。
第22回のコンセプトは「弛む(たゆむ)」。私達は沢山の人やものと見えない糸でつながっています。その糸をピンと張りすぎていませんか?貼りすぎた糸はプツリと切れてしまいます。弛むことは張ることと同じくらい大切なことです。弛むからこそ柔軟さがあり、解ける絡まりがあります。糸を弛ませて生まれる心の余裕を愉しもう。そのような契機になればという気持ちを込めて皆さんに作品を提示します。
作品情報
作品:ユナの大冒険
「あのサイトも、このサイトも、どれもこれも、上から下。」
ユナは考えた。webサイトの世界に重力はないはずなのに、どうしてどのページも上から下に流れるのだろうか。ニンゲンの当たり前が、ユナの当たり前とは限らない。
そんなユナが、展示会を開催した。「みんなに喜んでもらえる展示会にしたい。」順路に従うのも良し、寄り道するのも良し、すべてはあなたの選択次第。あなたの「見たい」を頼りに、ユナと一緒に冒険してみてはどうだろうか。
作品:大爆走!オーディオレーシングDX
オーディオゲーム……それは、視覚を使わず、音のみを頼りにプレイするゲームである。
音という限られた情報から生み出される世界は、プレイヤーの想像力次第……。
オーディオゲームと融合した究極のレーシングゲーム《大爆走!オーディオレーシング》がさらにパワーアップして帰ってきた!
導くサウンド!溢れる実況! 瞳を閉じ、音に意識を集中すれば、準備は完了!
何も見えないからこそ見えてくる、視覚に縛られない自由な<世界>!
キミの想像力こそが、その扉を開くカギだ!!
ほとばしれ!イマジネーションッ!!
作品:草を生やして絵を描く
絵画は作家の死を超えることに意義があるとされる一方、諸行無常の摂理に反してこの世に蓄積され続ける存在は時に圧迫感を感じさせる。保存されない一瞬の生命で描かれた絵画は、こういった状況に”ゆとり”を持たせることができるのではないだろうか。本作品は【生えて、弛んで、しぬ】をテーマに、草を生やして人体を表現した絵画の連作である。
and more…
イベント詳細
・日時:2020年11月13日(金) 〜 2020年11月16日(月)
・場所:オンライン開催
・事前申込:不要
・参加費:無料
・URL:https://www.iiiexhibition.com/
・問い合わせ:iiiexhibition2020@gmail.com
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