東大生協と教養学部は10月3日から、駒場Iキャンパス内の女子トイレと多目的トイレの一部で生理用品の無料配布を始めた。設置はA1タームの開始に合わせ、東大生協が教養学部から依頼を受けて設置したという。今後の運用方法を決めるための利用調査も兼ねており、設置期間は12月26日までの予定で、延長の可能性もある。
設置場所は1号館1階、駒場図書館1階など11の建物内の、多目的トイレを含む20のトイレ。個室ではなく、洗い場に設置されている。現状設置されているのはナプキンのみで、原則週に1度補充するという。
設置場所の貼り紙などから利用者アンケートに回答でき、取り組みへの評価が行える。教養学部と東大生協は利用数の把握や評価を踏まえ、設置終了予定日以降の運用につなげる方針。
東京大学教養学部自治会も10月3日から、学部などによる設置が行われていない駒場Ⅰキャンパスの内のトイレに生理用品の無料配布を順次試験的に実施することを発表している。設置対象は男子トイレを含むという。
【記事追記】2022年10月22日18時32分、最後の段落を追記しました。