東大は創立150周年記念事業の一環として12月2〜6日、東大生協食堂の一部メニューを東大生限定で150円(通常650円)で提供する。対象商品は駒場食堂1階若葉(駒場Ⅰキャンパス)の「駒場丼」と中央食堂(本郷キャンパス)の「スパイスカレー」。それぞれ一日当たり限定200食で14時から提供される。11月8日には試食会が開かれ、津田敦理事・副学長(150周年記念事業担当)の他、「スパイスカレー」の開発に携わった東大スパイス部の部員も参加した。
「駒場丼」は2018年に学生のアイデアで誕生したメニュー。タコライスに近いメニューで、具材であるレタス、ひき肉、チーズはそれぞれ駒場の緑、1号館のレンガ、銀杏並木をイメージしているという。サルサソースの辛みがアクセントとなって引き締まった味わいとなっている。「スパイスカレー」はスパイス部と生協食堂が共同開発。具材は野菜中心で、カルダモンの「爽やかな辛さ」が特徴の一品だ。「スパイスを効かせてスパイス部らしさを出しつつ、一般受けもするちょうど良い塩梅を目指すことが大変でした」と部員は振り返る。
今回の企画はSkyの資金提供によって実現したという。東大ディベロップメントオフィスの齋藤智氏によると、創立150周年である2027年まで、年に2回、同様の企画の開催を予定。好評であれば協賛企業を増やしてイベントの回数を増やすことも視野に入れているという。