「イケるVR、ダメなVR その境界を分かつもの」と題したセミナーが、9月14日(月)に表参道にて行われる。今回、講師として登壇するのは東京大学先端科学技術研究センター兼、情報理工学系研究科 教授の廣瀬 通孝 (ひろせ みちたか)氏だ。 現場で活躍する科学者やエンジニアを講師に迎えて、セミナーとディスカッションを行うSCHOLAR.professor。研究開発や新規事業開発を担当する企業関係者や、アカデミックに活躍する研究者とが交流を深め、価値創造プロセスそのものを革新することを目指している。
■「イケるVR、ダメなVR その境界を分かつもの」 「思い出のぞき窓」この言葉から何を想像するでしょうか? AR(拡張現実感、Augmented Reality)を使って過去の風景を再現する技術の集積体です。「思い出のぞき窓」の要素技術は既にあるものの集合体ですが、コアテクノロジーと要素技術を、どのように組み合わせて、より自然な形で、過去をのぞき込むか、より必然的にそれら「技術を使いこなす」かは、工学という範疇を超えた「芸術」の域に達するものと言っても過言でありません。 バーチャルリアリティ、ヒューマンインタフェース、五感インタフェース、食事ライフログ、デジタルミュージアム、高齢者クラウド。これらの研究には共通のキーワードとテーマが存在しています。「システム工学・ヒューマンインタフェース、バーチャルリアリティ」研究が世の中の課題と出合った時、その新しい可能性・応用技術が目前に開けてきます。 メディアアートの場合には「必然性のない」作品が多々あります。また、テクノロジーはシーズ指向の開発が多く、世の中のニーズに当てはまらないものも多々あります。廣瀬・谷川研究室のプロジェクトはなぜこれほど「面白い」のか。その「当たり」の秘訣をじっくりとお話いただきます。未来は「すでに始まっている」ことを知る格好の機会となるでしょう。
第9回「SCHOLAR.professor」についての詳細は以下のとおり。 日時 :2015年9月14日(月) 19:30~22:00(開場19:00) 会場 :devcafe@INFOCITY(渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル16F) 定員 :40名 受講料:特別割引 東京大学新聞オンラインの読者には、通常5,000円のところ、申込フォーム(こちら)で「一般・ゲスト参加」を選択した上、秘密のコードを入力すると、「研究者の卵割」と同額の3000円(税込)で参加可能です。 ■秘密のコード:「todaishimbun○○○○」 ○○○○には、下記を埋める数字4桁がはいります。(ヒントはこちらをご覧ください) 「東京大学新聞は、西暦○○○○年に創刊された、東京大学の学生が編集を行う週刊の新聞です」 (文責 須田英太郎)