ラグビー部は12月19日、京都大学と99回目となる定期戦を戦い、A戦を22─17で勝利した。定期戦で京都大学に勝利したのは4年ぶり。試合は日本ラグビーの聖地とも言われる秩父宮ラグビー場で行われた。(取材・安部道裕)
互角の前半 息もつかせぬ後半
前半、東大はトライを決め先制に成功するが、京大も負けじとトライを奪い返すなど互角の展開に。結局、5─5と両チームともロースコアで前半を終えた。後半、東大は序盤、中盤に一つずつトライを決め京大を突き放していくが、残り時間が少なくなっていくにつれ京大攻撃陣が牙をむき始める。京大のキックを多用した攻撃に翻弄(ほんろう)された東大は、2連続でトライを奪われたうえ、コンバージョンキックも決められ試合時間残りわずかのところで逆転を許してしまう。絶体絶命かと思われたが、ロスタイムにドラマが待っていた。東大は今季得意としてきた密集して押し込む攻撃で、土壇場で逆転トライを奪うことに成功。最後はコンバージョンキックも決め、劇的な幕切れでの勝利となった。
東大ラグビー部は11月17日に、ラグビー部が初めて試合を行ってから100年となる記念日を迎えていた。京大ラグビー部も来年創部100周年を迎える。