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2023年3月20日

【寄稿】軟式野球部連載⑦ 春季リーグ第1戦 終盤に意地の追い上げ見せるも黒星発進

 駒場Iキャンパスの野球場で日々練習を積む東大軟式野球部。早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、立教大学、法政大学の各軟式野球部とともに東京六大学軟式野球連盟に所属している。2017年秋季リーグ戦で優勝を経験しているが、22年秋季リーグ戦では6位と悔しい結果に終わった。今回は、逆襲を図る23年春リーグ戦での奮闘について寄稿してもらった。(寄稿=横山秀太・東京大学運動会軟式野球部)

 

軟式野球部春季リーグ第1戦 vs慶應義塾大学(3月9日)

 

東大 |000000020|2

慶大 |11012100X|6


 3月9日、ついに春季リーグ戦が開幕した。他の五大学が代替わりによって新チームとして戦う中、東大は昨季と同じチームで戦う。絶対に落としたくない初戦、東大が対戦するのは慶應義塾大学だ。

 

 エースの中杉天耀(薬・3年)を先発マウンドに送り込んだ東大だったが、ピンチはいきなり訪れた。初回、相手の先頭打者に三塁打を許すと、続く打者に適時打を放たれ、先制を許してしまう。続く二回にも適時打を浴び、2点差とされる。

 

 一方、東大は相手投手の好投を前に、なかなかチャンスを作れない。三回には、益田健太郎(理I・2年)がチーム初安打を放つも、後続が倒れ得点には繋がらない。五回には杉村奎伍(理II・1年)の安打で無死一二塁としたものの、併殺打と牽制死によって無得点に終わる。

 

チーム初ヒットを放った益田(写真は軟式野球部提供)

 

 その間も相手打線の攻撃は止むことを知らない。四回からは中杉に代わって、檜山岳(理I・2年)がマウンドに上がるも、3イニング続けて失点を許し、6点差とされる。

 

 このまま終わるわけにはいかない東大は八回、ついに反撃の狼煙(のろし)を上げる。一死から杉村がこの日2本目の安打を放ったのを機に一二塁のチャンスを作ると、野上拓朗(農・3年)がセンターへ適時打を放ち、1点を返す。その後、三塁走者の丸澤勇介(法・3年)が、相手捕手の捕逸の間に本塁に帰還し、さらに1点を返す。

 

適時打を放った野上(写真は軟式野球部提供)

 

 一方の守備では、2年生投手が躍動した。七回には林隼介(理I・2年)、八回には安藤拓登(理I・2年)が相手打線を無失点に抑える好投を見せ、追加点を許さない。

 

 守備から良い流れを受けて迎えた最終回、東大は先頭の田中直旺(工・3年)、続く伊勢本直哉(理I・1年)の連打によって無死一三塁とする。しかし、反撃はそこまでだった。続く打者が倒れ、今季リーグ戦は黒星スタートとなった。

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