駒場Iキャンパスの野球場で日々練習を積む東大軟式野球部。早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、立教大学、法政大学の各軟式野球部とともに東京六大学軟式野球連盟に所属しており、2022年春季リーグ戦では3位に入るなど好成績を収めている。今回は、22年秋季リーグ戦での奮闘について寄稿してもらった。(寄稿=横山秀太、東京大学運動会軟式野球部)
連載③
軟式野球部秋季リーグ第10戦 vs立教大学(10月12日)
立大|000000101|2
東大|000000000|0
10月12日、東大は秋季リーグ最終戦を迎えた。その相手は、前回に引き続いて立教大学。リベンジを図る東大は、エースの中杉天耀(薬・3年)を先発マウンドに送った。
この日、試合前半の流れは東大にあった。まずは二回裏の攻撃。柳智仁(理III・2年)が一死から中安を放つと、その後、伊勢本直哉(理I・1年)が左安を放って二死一二塁とする。先制点にはつながらなかったものの、まずまずの滑り出しを見せる。さらに、四回裏の攻撃では、相手の守備の乱れと安打で一死満塁のチャンスを作る。しかし、この回もあと一本が出ず、得点には至らない。
一方、先発投手・中杉は、三回までを毎回三者凡退に抑えるなど順調な立ち上がりを見せる。その後、2本の安打を許したものの、六回まで無失点の好投を見せ、マウンドを降りる。
ここまで両者とも互いに譲らない試合展開が続いたが、七回、ついに試合の均衡が崩れた。降板した中杉に代わり、この回から登板したのは檜山岳(理I・2年)。四球と振り逃げで二死満塁とされると、そこから押し出しの四球を許し、ついに1点を与えてしまう。
九回、これ以上追加点を許したくない東大は、安藤拓登(理I・2年)に継投する。しかし相手打線は手強かった。連打と死球で一死満塁とされると、そこから適時中安を浴び、痛恨の2点目を許してしまう。その裏の攻撃、代打・竹内絃(理I・1年)が三塁打を放つも、後が続かず0ー2での敗戦となった。
前半戦は度々チャンスを作りながら、あと1本が出ず無念の敗戦。東大は、2勝8敗という結果で秋季リーグ戦を終えることとなった。
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