駒場Iキャンパスの野球場で日々練習を積む東大軟式野球部。早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、立教大学、法政大学の各軟式野球部とともに東京六大学軟式野球連盟に所属しており、2022年春季リーグ戦では3位に入るなど好成績を収めている。今回は、22年秋季リーグ戦での奮闘について寄稿してもらった。(寄稿=横山秀太、東京大学運動会軟式野球部)
軟式野球部春季リーグ戦第1戦vs早稲田大学(8月30日)
新チームが始動してから初めて迎える秋季リーグ戦が開幕したのは8月30日。初戦の相手は早稲田大学である。
東大|203210201| 11
早大|000000030|3
試合は初回から動いた。一回表の攻撃、先頭の柳智仁(理III・2年)が二塁打を放ったのを機に、相手の失策と安打が絡み、東大が2点を先取する。その後も真田恒(文III・2年)の3点本塁打が飛びだすなど、7回までに10点の大量リードを奪った。
一方、先発の中杉天耀(薬・3年)は六回を1安打無失点に抑え、相手に流れを渡さない好投を見せる。八回の守備では、四死球と安打で相手に3点を返されるも、継投で逃げ切り、九回にも1点を奪った東大が、11―3で快勝した。
その後5試合を戦い、2勝4敗で迎えた9月27日の第7戦。対戦するのは慶應義塾大学。今季第3戦で東大が勝利しているが、手強い相手である。
軟式野球部春季リーグ戦第7戦vs慶應義塾大学(9月27日)
東大|000000000|0
慶大|02000030X|5
東大の先発を任されたのは中杉。初回、相手の攻撃を3人で打ちとり、幸先の良いスタートを切るが、ピンチは二回裏に訪れた。東大の失策と相手の安打により一死一三塁とされると、内野安打とワイルドピッチによって2点を先制される。
なんとか反撃をしたい東大。三回表には柳によるフェンス直撃の二塁打、四回表には三宅偉斗(文I・1年)、伊勢本直哉(理I・1年)による連続安打などが生まれ、度々得点圏に走者を進めるがあと1本がでない。七回には相手に3点を追加され、そのまま5―0で敗北を喫した。
これまで7試合を戦って2勝5敗の東大。昨季に続き、リーグ戦勝ち越しはなくなってしまったが、残る3試合、目の前の1勝を勝ち取るために奮闘していく。
その他の試合結果
第2戦 vs法政大学
法大|410040000|9
東大|020000120|5
第3戦 vs慶應義塾大学
慶大|000000100|1
東大|00201000X|3
第4戦 vs明治大学
明大|010001211|6
東大|010001000|2
第5戦 vs早稲田大学
早大|000003040|7
東大|000000100|1
第6戦 vs法政大学
東大|010010020|4
法大|00031010X|5
【記事修正】2022年10月9日15時58分「東京六大学軟式野球連盟」が「東京六大学軟式野連盟」となっていた脱字を修正しました。お詫びして訂正いたします。